遮断方式

弊社のサーキットプロテクタは過電流、短絡に対して保護をするために、いくつかのファクターから選択することが可能です。
E-T-Aは御社の用途、フィールドからの要求に対して適切なものを提案させていただきます。

以下、主に6つのタイプのサーキットプロテクタから御社のあらゆるシチュエーションに対応する製品をお選びいただけます。

サーマル式サーキットプロテクタ(TO)
遮断方式はサーマルアクチュエータとメカニカルラッチから成り立っており、
また、突入電流や一時的なサージと継続的な過負荷を区別するため、
効果的に過電流を保護できる装置です。
主な用途:モーター、トランス、ソレノイドなど
 
サーマル・マグネチック式サーキットプロテクタ(TM)
ソレノイドとバイメタルが直列に配置されているサーキットプロテクタです。
従って動作特性極性は二つの異なった特性を兼ね合わせています。
高い過電流に対しては、ソレノイドが即座に反応し、トリガーを引き外し、
低く継続した過電流に対してはサーマルが反応する構造となっております。
これらのサーキットプロテクタは通信機器、プロセスコントロールなどの
精密なパフォーマンスが要求されるアプリケーションに使用されます。

マグネチックサーキットプロテクタ、流体電磁式サーキットプロテクタ(MO or HM)
ソレノイドコイルによって構成されているサーキットプロテクタです。
周囲温度にトリップ時間が影響を受けず、さらに広範囲な動作特性曲線を
持っていることが特徴です。
1~3極まで幅広く使用していただくことが可能です。

シリーズ808は特に低い過負荷電流に対して敏感に反応する製品です。
主な用途はPCB基板の保護や半導体保護に使われます。

電子式サーキットプロテクタ
電子式サーキットプロテクタの場合、負荷電流は一体型電流センサーを介して測定されます。
過負荷の場合、ケーブルの導体抵抗が大きい 場合でも約5秒後に遮断します。
また、負荷回路で短絡が発生した場合、過電流は電流制限機能により一時的に制限され、
電源の電圧降下を起こすことなく10〜100msの範囲内で負荷回路を遮断します。

電子特性曲線による電子過電流保護は、オートメーション、
プロセス制御(PLC、センサー、バスモジュール、アクチュエータなどのDC24V)
通信システム(−DC48V)でのDC負荷の保護に適しています。

高性能型サーキットブレーカ(サーマル式/サーマル・マグネチック式)
E-T-Aの高性能型サーキットブレーカは、優れた環境特性および高い遮断容量をもち、
悪条件下での正確な動作が必要な場合に適しています。
サーマル式およびサーマル・マグネチック式があり、最大500Aの電流定格を提供します。
特別な高性能型モデルは、航空宇宙、防衛などのような過酷なアプリケーションに向けて設計されています。
シビアな環境を想定して使用される際にはお問い合わせください。

代表的な動作特性曲線